大阪市・大阪府議会で都構想の協定書が否決

「やっつけ仕事」「突貫工事の不良品」野党の批判に橋下市長は厳しい表情崩さず:イザ!

http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/print/141027/plt14102722060030-c.html


それにしても、なぜ、設計図を急いだのか?未だに解せない。強引な手法でやれば、議会の信任は得られない。世論を喚起して、議会がひざまずくとでも思っていたとしたら浅はか。


ここ数年で、橋下維新への好き嫌いははっきりしつつある。強力な支援者がいる一方で、こんなはずではなかったと思う批判者も固まりつつあるからだ、おのずと議会側もその支援者にシフトしていく。ふわっとした民意に流されることは、自らの信念をゆるがせにするものだという認識が他会派に貫かれている。


当初、感情的に否決すべきという声もあったが、やはり、メディアや有権者に丁寧に批判ポイントを示すことが大事だとお伝えし、府市両議会で否決の流れとなった。もう、協定書はなくなりました。それを潔く受け止め、あらたなステップを踏むべきだが、橋下維新は、住民投票のための住民投票を実現する署名運動を始めるという。


しかし、法定協議会を開催しない限り、この署名運動も意味がなくなる。そのことを丁寧に説明し、私たちは、来春の決戦に向けてローカルマニフェストを仕上げることになる。


来春の決戦は、維新が意図する維新VS既存政党のような単純なものではない。維新VS公明VS自民VS民主VS共産なのだ。すべてがライバルであり、しかも二元代表制のもとで、野党も与党もないのだということを理解しなければならない。


維新が与党だというのなら、決められる政治のために汗を流し合意形成をしてきただろうし、実績を自ら積み上げているだろう。しかし、その痕跡はないのだから。