大阪市会　２・３月議会終了。地下鉄民営化は継続に

　昨日の委員会で、意見表明をさせていただき、本日、市会が閉会。注目の地下鉄民営化は、継続審議となりました。日本経済新聞が昨日の状況を書いてくれているで、ご紹介しておきます。

　一昨日、橋下市長に会派討議の内容をお知らせしました。公明としては、民営化を了承。ただ、やはり、交通水道委員会の質疑のなかで、提示した疑問点や足らずまいを補う修正が必要との声が相次ぎ、基本方針の改訂版を要望、再度質疑をすることになったとお伝えしました。前日まで橋下市長は、なんとか３月中とおっしゃっていましたが、３分の２を獲得するめどがたたず、私どもが報告にあがった時には、「しっかり議論していただいた結果ですから」ということでした。

　その後、自民党さんと予算に関する附帯決議の調整を行い、昨日の夕刻にまとまり、各委員会で採決、交通水道委員会での継続審議も決まりました。本日は、それを本会議場で、さらに議決するということで、予算案は、附帯決議を付けて、公明、自民、みらい、維新の賛成で可決しました。

地下鉄・バスの民営化案を修正へ　大阪市議会　　日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC2802W_Y3A320C1AC8000/

　大阪市議会交通水道委員会は28日、市営地下鉄・バスの民営化に関する条例案の今議会での採決を見送り、継続審議とすることを大阪維新の会以外の４会派の賛成多数で可決した。交通局は５月議会での成立を目指し、昨年12月にまとめた民営化基本方針案の見直しを検討する。

　28日の委員会では、公明党の辻義隆市議が「民営化の方向性は賛同するが、基本方針案には不明瞭な部分が多々ある」と指摘。「バス事業のあり方への不安や将来ビジョンの欠落など多岐にわたる疑問が委員会で示された」として、見直しを求め、自民、民主系、共産も継続審議に賛同した。

　委員会終了後、藤本昌信交通局長は記者団に「非常に残念。４月の早い段階で（見直し案を）作りたい」と表明。条例案成立を前提に、４月に見込んでいた市営バス事業の譲渡先の公募については「スケジュールが守れるか精査する」と後ずれの可能性を示唆した。

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